新しい味「紅麹酢」 オキハム、台湾でテスト販売へ


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 沖縄ハム総合食品(読谷村、長濱徳勝社長)は、紅麹(こうじ)と琉球もろみ酢、GABA(アミノ酸の一種)を含んだ「紅麹酢」を開発した。沖縄物産企業連合と連携し、紅麹の認知度が高いという台湾の富裕層を主なターゲットにして、10月中旬から2015年2月まで台湾でテスト販売を実施する。

 紅麹は紅麹製造販売のグンゼ(東京)、琉球もろみ酢は久米仙酒造から原料提供を受け、GABAはオキハムの自社商品を活用した。
 開発には県産業振興公社の14年度中小企業課題解決・地域連携プロジェクト推進事業による支援を受けた。瓶1本500ミリリットル入り。価格は台湾で1800台湾ドル(日本円で約6120円)、国内では税込み3240円で販売する。
 台湾の輸入卸業者を通し、現地のドラッグストアや百貨店、量販店など60~70店舗で販売する。15年2月までの台湾での販売目標は6千本。県内では沖縄物産企業連合の店舗「宝島」のほか、今後量販店やドラッグストアでの販売も検討している。県外も含めた国内の販売目標は2千本。
英文へ→OkiHam to test-market malted vinegar in Taiwan

会見で「紅麹酢」をPRする沖縄ハム総合食品の長濱徳勝社長(右から2人目)ら=9月30日、県庁
沖縄ハム総合食品が主に台湾富裕層向けに開発した新商品「紅麹酢」