ピザハウス(北谷町、伊田典充社長)は9月29日、牛肉を乾燥熟成させる「ドライエイジング」技術を活用した新メニュー「自家熟成サーロインステーキ(柚子胡椒(ゆずごしょう)バター&オ・ジュ添え)」を期間限定で発売すると発表した。
発売期間は10月1日から12月31日までで、9店全店舗で毎日数量限定販売する。店頭価格は225グラムが1640円、450グラムが2740円(税込み)。期間中、1050万円の売り上げを目指す。
ピザハウスは、首都圏で話題となっていたドライエイジングビーフに注目し、3年前から研究・開発を始めた。2012年には県の「中小企業課題解決・地域連携プロジェクト推進事業」に採択され、ことしの初めに完成させた。
乾燥熟成肉は、専用の冷蔵庫で温度、湿度、空気の流れを管理して、肉の表面を乾燥させて雑菌の繁殖を抑えながら、適度な水分の残った内部で微生物と酵素の働きによってうま味のある柔らかい肉質に変化するという。
開発に携わった坂本昭司専務総料理長は「苦労してようやく完成した。肉が柔らかいので、高齢者の方や女性の方にぜひ食べてもらいたい」と話した。