御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で1日、山頂付近で心肺停止状態となっていた登山者ら35人が麓へ搬送され、長野県警が全員の死亡を確認した。前日までに死亡確認された12人と合わせ、犠牲者は計47人に上った。国内の火山災害では、火砕流で行方不明者を含め43人が犠牲となった1991年の雲仙・普賢岳(長崎県)を上回り、戦後最悪となった。
47人の死者のうち、1日は新たに神奈川県小田原市の会社員佐野秋乃さん(36)ら3人の身元が分かり、確認されたのは15人になった。県警はほかの32人についても確認を急いでいる。
(共同通信)