昭和歌謡でらい君支援 中の町ゲレンモーターズ、寄付募る


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松島良生君に寄付しようとライブを行った中の町ゲレンモーターズ=4日夜、那覇市牧志

 米国での心臓移植を目指す北谷町の松島良生(らい)君(12)への寄付を募ろうと、昭和歌謡バンド「中の町ゲレンモーターズ」が4日、那覇市牧志のホールプレイスでチャリティーライブを行った。1960年代、70年代に流行した約30曲を演奏した。訪れた人々は入場料千円をらい君を救う会の募金箱に直接入れた。

 代表の仲尾直樹さん(49)=那覇市=は1週間前、那覇市牧志で営む店に募金箱の設置を頼まれた際、「少しでも協力したい」と開催を決めた。「自分にも3歳の息子がいる。人ごとだと思えない」。仲尾さんに話を持ち掛けたのはコザ中学校の同級生、上間正志さん(49)=沖縄市。「2日後にはチャリティーライブをやると言ってくれた」と語った。那覇市内は募金箱設置が少ないことからライブ当日、来場者に募金箱設置も呼び掛けた。
 会場に来ていたらい君を救う会の大城忠さん(44)は「さまざまな形で支援が集まっていて、ありがたい」と話した。救う会によると4日現在、約2840万円の寄付が集まっている。