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米映画事情を紹介 CGモデラー糸数氏 「アナ雪」語る

糸数弘樹さんの講演に熱心に耳を傾ける参加者ら=9月26日、久米島町イーフ情報プラザ

 【久米島】久米島町出身で、ディズニー映画「アナと雪の女王」の製作に携わったCGモデラーの糸数弘樹さん(米ロサンゼルス在住)の講演会が9月26日、町イーフ情報プラザで行われた。町民ら約50人が参加した。

 糸数さんは琉球大学卒業後、工業デザインを学ぶために渡米。留学した大学で、休日を惜しんで作品づくりをする学生のプロ意識に感動したことや、ディズニー・アニメーションで働くまでの経緯を語った。
 糸数さんは「CGデザインは地道な作業。デザイン画を基に立体的なモデルを作るのが僕らの仕事」と仕事内容を説明し、「アナと雪の女王」と製作過程について、「ノルウェーで実際に撮影した写真を基に背景をデザインした」と紹介した。
 ディズニーは一つの作品を仕上げるのにこだわりがあり、製作スタッフ全員で議論を重ねて映画を作る。そのため製作に時間がかかるが、素晴らしい作品を作ることができる。物語やデザイン、キャラクター性を非常に大事にしていると話した。
 糸数さんは現在、週1回、アメリカの自宅と母校の久米島高校をインターネットで結び、CG製作の指導を行っている。糸数さんは「今ではCGのレベルが非常に上がっていて、高校や大学でしっかり学ばないと会社に入れない」とアドバイスした。
 参加者からの「CGモデラーになるきっかけは」「他の映画を見るとき観客の目で見ますか」との質問に、糸数さんは「CGモデラーの視点で映画を見てしまい、ストーリーよりキャラクターデザインが気になる」と話し、笑いを誘った。
(中島徹也通信員)
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