御嶽山噴火、死者54人に


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御嶽山山頂付近で捜索する自衛隊員=7日午後(陸上自衛隊提供)

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県警は7日、この日の捜索で発見、麓に搬送した3人全員の死亡を確認した。犠牲者は計54人となった。県警は3人の身元の特定を進める。

 依然として山中には10人前後が取り残されているとみられ、警察、消防、自衛隊は8日以降も捜索を続け、発見を急ぐ。
 捜索方法を7日から変更。これまでで最大の約440人を山頂付近に投入し、衛星利用測位システム(GPS)を使って正確に区分したブロックごとに調べていった。3人は山頂南側の登山道「八丁ダルミ」の周辺で、火山灰の中などから見つかった。
(共同通信)