ストーカー被害者、一時保護増加 12年度以降165件


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 全国の婦人相談所がストーカー被害者を一時保護するケースは増加傾向にあり、2012年度以降で少なくとも計165件に上ることが11日、共同通信が都道府県に実施した調査で分かった。

 深刻なストーカー犯罪が相次ぐ中、昨年施行された改正ストーカー規制法で被害者の支援拠点に位置付けられた婦人相談所が“駆け込み寺”として浸透してきたことを示している。
 一方で、ドメスティックバイオレンス(DV)被害者らも受け入れる婦人相談所で今後、ストーカー被害の一時保護や相談が増えた場合は「対応が困難」と11都県が回答。約3割が専門の相談窓口の必要性を感じており、態勢の拡充が課題だ。
(共同通信)