「ドロマイト」世界へ 北大東島の鉱物せっけんに配合


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
鉱物のドロマイトで作ったせっけん=10日、那覇市の中小機構沖縄事務所

 化粧品などを製造・販売するエコマップ(那覇市、三輪範史CEO=最高経営責任者)はカルシウムやマグネシウムが含まれる北大東島の鉱物「ドロマイト」を活用した洗顔用化粧せっけん「ドロマイトせっけん」を開発した。

北大東村との共同事業で、ドロマイトを生かした化粧品は県内初という。13日に発売し、沖縄の産業まつりや離島フェアでも販売する予定。今後県内だけではなく、世界へも売り込んでいく。
 ドロマイトせっけんは、毛穴に詰まった汚れや古い角質を引き寄せて吸着する。北大東島内に自生するゲットウの一種「大東月桃」の葉から抽出し肌を潤おす効果があるエキスも配合。食品・化粧品の国際品評会2014年モンドセレクションで銀賞を受賞した。
 10日、那覇市の中小機構沖縄事務所で開いた会見で三輪CEOは「今後北大東村から原料を購入し、村に還元していきたい。16年3月期決算は1億円を目指したい」と話した。
 ネットと電話で販売する。価格は2700円(税込み)。問い合わせはフリーダイヤル(0120)417328。
英文へ→Soap using a mineral unique to Kita Daito Island to be sold worldwide