「与那原綱がる軽便市」が1位 行ってみたい軽トラ市


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石板の賞状を手に喜びの大城盛治経営指導員=9月26日、与那原町商工会事務所

 【与那原】岩手県雫石町で9月に開催された全国軽トラ市で、与那原綱がる軽便市が「行ってみたい軽トラコンテスト」で1位に選ばれた。町内からは「全国に与那原を発信できた」と、期待の声が上がる。

軽トラックに農産物などを載せて即売する軽トラ市。コンテストでは計55台分が自慢の逸品を販売、県内から与那原町商工会(照屋義実会長)の當間卓タウンプランナーズ部長ら6人が参加した。
 全国100カ所で開催される軽トラ市。発端となった「元祖しずくいし軽トラ市」は2005年7月にスタート。雫石の実行委員が「交流の場をつくりたい」と、日本三大軽トラ市仲間の宮崎県のトロントロン軽トラ市と、愛知県しんしろ軽トラ市のんほいルロットに声を掛け、運営協議会を発足。議論を重ねて開催にこぎつけた。
 今回の軽トラ市には過去最高の1万5300人が訪れた。イベントの一つである「行ってみたい軽トラ市コンテスト」を実施。与那原綱がる軽便市が1位となった。岩手県のケセン軽トラ市が2位に入った。
 町や商工会などは東浜地区と旧えびす通りをつなぐ町6道号開通に伴い、商店街活性化に向けて2年前から綱がる軽便市を開始した。當間タウンプランナーズ部長は「全国から注目され喜んでいる。近隣市町村の農家や漁業者にも協力を呼び掛け、野菜や海産物などをもっと増やし、訪れる人たちのニーズに応えていきたい」と話した。
(知花幸栄通信員)