沖縄路線、上半期800万人超 期間限定増便が奏功


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2014年4~9月の県内路線実績

 沖縄関係路線に就航する航空5社の2014年上半期(4~9月)の搭乗実績が14日までにまとまった。各社の増便や、石垣路線が好調に推移するなどして、前年同期比5・2%増の800万4981人となった。

 主要路線の那覇―羽田は全日本空輸(ANA)が夏休み期間中に、定期貨物便の旅客席を使用した「ANAギャラクシーフライト」を就航、関西方面は日本航空(JAL)が那覇―伊丹を増便したため、それぞれ前年を上回った。
 JALは6・5%増の164万8656人。修学旅行などの団体客増で那覇―伊丹が好調に推移した。
 ANAは2・3%増の365万8669人。那覇―羽田を期間限定で増便したほか、石垣路線が好調に推移したことで全体を押し上げた。
 日本トランスオーシャン航空(JTA)は0・3%減の146万5375人でほぼ横ばい。那覇―関西や那覇―石垣の減便などが響いた。
 琉球エアーコミューター(RAC)は8・6%増の21万9039人。那覇―久米島を増便し、与那国路線の利用も増えたことで前年を上回った。
 スカイマークは那覇―米子など新規路線の就航で、24・6%増の101万3242人となった。