宝塚OG、さっそうと 名護で公演、100周年飾る


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観客を魅了する稔幸さん(左から3人目)、森奈みはるさん(同2人目)、流けい子さん(右端)ら=5日、名護市民会館

 【名護】宝塚歌劇団創立100周年を記念したOGの沖縄公演(名護市、名護市教育委員会、沖縄公演実行委員会など主催)が5日、名護市民会館で開かれた。元星組トップの稔幸(みのるこう)さん、元花組娘役トップの森奈みはるさんら13人が華麗な歌劇のレビューを繰り広げ、観客を魅了した。

 OGの流けい子さんが名護市に住む実行委員の土橋浩一さんと交流があり、公演が実現した。「ベルサイユのばら」などの歌劇から「愛あればこそ」など22曲を披露した。名護市文化協会琉球舞踊部会も「四つ竹」で花を添えた。
 OGたちは舞台中央の階段からさっそうと登場した。稔さん、森奈さんのスターが持つ雰囲気に歓声が上がった。ほかの出演者も長い手足を使い、流麗な踊りと歌を披露した。稔さんが舞台を下り客席を回ると、子どももおばあさんも目を輝かせて握手を求めた。
 市内から家族5人で訪れた島津朝子さんは「迫力があってすごい。普段見られない舞台が見られてよかった」と話した。