温暖化で気温4・8度上昇 7年ぶりIPCC報告案


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 今のまま温室効果ガスの排出が続くと、今世紀末には世界の平均気温が最大4・8度上昇し、人間社会や生態系に「厳しく、取り戻せない悪影響が及ぶ可能性が増す」と指摘した国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の統合報告書最終案の全容が15日、判明した。

 7年前の前回の報告書よりも高い精度で被害予測や、必要な温室効果ガスの削減幅を示し、地球温暖化に強い警鐘を鳴らしているのが特徴。再生可能エネルギーなどの比率を2050年までに3~4倍に拡充するといった大胆な対策を求めた。
 今月27~31日にデンマークで開かれる総会で議論し、承認される。
(共同通信)