【浦添】マイコンを登載した完全自走式の車両・マイコンカーの速さを工業高校生が競う「ジャパンマイコンカーラリー2015」の県大会(県工業教育研究会、県高校文化連盟主催)が10日、浦添工業高体育館で開かれた。
アドバンス級と初心者向けのベーシック級の2クラスに、県内9工業高校から計61台が出場した。アドバンス級は南部工2年の八幡有紀君の「ミリオンカー」が優勝した。
マイコンカーは操作手順が事前にプログラミングされており、決められたコースに記された白線から位置情報を読み取って自分で走る。予選のタイムレースからトップで、決勝トーナメントを制した八幡君は「昨年は4位だったが、今年はタイムを1秒縮められた。コースアウトしたら終わりという不安がずっとあったので、優勝が決まった時は解放感があった」と笑顔を見せた。
2回のタイムレースを行うベーシック級は、八重山商工2年の天久隆市君の「天玉(あめだま)」が1位になった。「先生に誘われて8月に始めたばかりだが、工業高生の大会に出場してみたかった。いい記録が出て自信になった」と語った。
アドバンス級の上位2台とベーシック級の上位4台は、宮崎で開かれる九州大会に出場する。