ミツバチ保護は重要、国連報告書 農業生産に貢献大


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マルハナバチ(英サセックス大提供)

 【平昌共同】ミツバチなど花粉を運ぶ昆虫は農作物の生産量増加や質の向上に大きな役割を果たす一方で、各国で生息状況の悪化が目立ち、保護対策が急務だなどとする報告書を国連食糧農業機関の研究チームが16日までにまとめ、韓国・平昌で開催中の生物多様性条約の第12回締約国会議に提出した。
 条約事務局は、各国の研究者と協力して、花粉媒介昆虫の国際研究を進める方針で、会議でも保護対策などを議論する。
 報告書によると、ドイツの研究グループが、ハチによる受粉と、風や自家受粉でできたイチゴを比較する実験をした結果、ハチが受粉を助けた方が実の重さが増えたことが分かった。
(共同通信)