伊豆大島土石流1年、復興誓う 残る爪痕、癒えぬ傷 


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 39人が死亡・行方不明となった伊豆大島の土石流災害から東京都大島町は16日で1年を迎えた。住民は犠牲者の冥福を祈って黙とうし、献花台に花を手向けた。復興計画は9月にできたばかりで、木々がなぎ倒された山は地面がむき出しのまま。かつての住宅地は更地となり、37戸の仮設住宅に82人が今も暮らす。
 被害の大きかった元町地区にある町の献花台前には午前9時半、100人を超す住民が集まった。黙とう後、川島理史町長は「心の傷が癒えることはない。事実を検証して防災対策に生かす」と決意を明らかにした。
(共同通信)