御嶽山、年内の捜索打ち切り 雪で二次災害の恐れ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 56人が死亡し、依然として7人が行方不明となっている御嶽山の噴火で、長野県災害対策本部は16日、この日を最後に、冬を前にした捜索活動の続行を断念すると決めた。山全域の捜索をほぼ終えた上、積雪などで二次災害の危険性が高まっているため。来春以降の捜索は状況をみて判断する。

 16日は警察、消防、自衛隊の計約960人が主に陸路から入山。噴火時に多くの登山者がいた山頂付近の約26万平方メートルや、山小屋、登山道の再捜索を16日午後完了した。
 行方不明者のうち5人の家族ら約20人は16日昼、自衛隊のヘリコプターに乗り捜索状況を上空から見た。
(共同通信)