松島良生君の募金、目標額を達成 救う会、両親が記者会見


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募金が目標額に達したことを発表する、右から「らい君を救う会」役員の屋比久里美さん、同会の當山みゆき共同代表、松島良生君の父・良道さん、母・美香さん=17日、県庁

 心筋炎後心筋症を患い米国での心臓移植手術を目指す松島良生(らい)君(12)=北谷町=の募金活動を行う「らい君を救う会」は17日午前、県庁で記者会見を開き、16日までに募金の目標額2億1500万円を達成したと発表した。

 9月22日の活動開始から、16日までに2億1812万9473円が集まっている。会見に出席した良生君の父親・良道さん(43)は「善意で集まった命のバトンを受け取った。無事に手術を終え元気に帰国することが恩返しだと思う」と感謝した。良生君の近況については「多くの人が支えてくれることに本人も喜んでいる。いつも以上にリハビリも頑張っている」と語った。
 救う会では、定期的に行っていた街頭募金は終了するが、そのほかの寄付は渡米後の医療予備費として受け付けるという。未回収の募金箱の返却も呼び掛けている。
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