クラスごとに模擬会社 那覇商、学園祭で授業実践


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学園祭を楽しむ那覇商業高校の生徒ら=13日、那覇市松山

 那覇商業高校の学園祭「ドキドキ☆スポット ナハ商パラダイス」が13、14の両日、那覇市松山の同校で開かれた。日頃の授業で学ぶ簿記や経営などの知識を生かし、各学級が模擬会社を組織した。

 28の「会社」が、2日間で訪れた6655人に飲食物や娯楽を提供した。初めて実施する商業実践の取り組みに、生徒たちは頭を悩ませながらも楽しんでいる様子だった。
 沖縄そばとてんぷらを販売した2年4組の「社長」を務める我喜屋咲さん(17)=学級長=は「買う人の気持ちも考えて値段を決めることが大事。授業で学んだ簿記などを生かすことができて楽しい」と笑顔だった。
 2年2組は酒の入っていない「カクテル」などを提供した。販売担当の與座麗羅(れいら)さん(17)は「最初から最後まで自分たちで考えてできるので勉強になる」と話した。何度も試作を繰り返した商品が売れると、やりがいを感じたという。
 中には「おばけカレー」や「目玉入りジュース」という変わったメニューを出す学級もあった。