ICTサービス、3社が実証実験 翻訳アプリで外国客支援


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現在地と連動した観光案内などを表示したタブレットの画面

 システム開発の琉球ネットワークサービス(那覇市、渡慶次賀雄社長)、レキサス(うるま市、比屋根隆社長)、旅行業のWAKON(那覇市、許田鎮男社長)は、多言語化したインバウンド観光客向けのICT(情報通信技術)サービスの実証実験を10月から開始した。

 琉球ネットワークサービスとレキサスが共同開発した利用者の現在地、周辺の観光地などを確認できるナビアプリ「OkiLuckGPS」と、独立行政法人情報通信研究機構の協力を得て音声翻訳アプリ「VoiceTra4U」を、タブレット端末にインストールして外国人観光客に貸し出す。
 二つのアプリは同時利用することが可能なため、通訳のいない観光施設や店舗などでのコミュニケーションが可能となる。飲食店の情報やATMの場所、優待クーポンなども表示する。タブレットは那覇市観光案内所の窓口で利用できるほか、WAKONが運営する観光情報ポータルサイト「沖縄トラベルインフォ」のツアー申し込み客に無償で貸し出す。
 実証実験は、2014年度県中小企業課題解決・地域連携プロジェクトの支援を受け、来年1月まで行う。