下地美咲さんが大賞 なりやまあやぐまつり 優雅に歌う


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【宮古島】宮古島市城辺友利に伝わる民謡「なりやまあやぐ」の歌唱力を競う「第9回なりやまあやぐまつり」(同実行委員会主催)が13日、宮古島市城辺友利のインムギャーマリンガーデンで開かれた。予選を突破した25人が出場した一般の部本選では、審査の結果下地美咲さん(16)=宮古高2年=がなりやまあやぐ大賞(グランプリ)に輝いた。

 「踊り 響まし 肝心」をテーマにした同大会。本選には子どもの部、一般の部合わせて35人が出場した。
 来場客が座るビーチや入り江を挟んだ丘には約800個のろうそくがともされ、幻想的な雰囲気が漂った。出場者は海上に作られた特設舞台で、代々歌い継がれてきた優しく美しい旋律で歌い上げた。
 優勝した下地さんは「いっぱいの思いを込めて歌い、自分らしさを出せた」と笑顔。小学校2年から三線を学び始め、子どもの部でも優勝経験がある。「まだまだ練習が足りないと感じる部分もある。これからも宮古民謡をたくさん学びたい」と笑顔で語った。
 一般の部の他の受賞者は次の通り。(敬称略)
▽金志川賞 亀川貴敏
▽インムギャー賞 仲間まひる
▽あま井賞 砂川咲紀
▽元島賞 竹村昭彦

一般の部で入賞した出演者=13日、宮古島市城辺友利のインムギャーマリンガーデン
海上に作られた特設舞台で歌う出演者