最高裁、ハンセン病法廷を検証 隔離の当否めぐり


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 ハンセン病患者の刑事被告人らが、伝染の恐れを理由に裁判所ではなく国立療養所など外部に設置された「特別法廷」で審理を受けたことが正当だったかどうかについて、最高裁が検証を始めたことが18日、関係者への取材で分かった。
 全国ハンセン病療養所入所者協議会などが昨年11月、特別法廷での審理は「裁判の公開」を定めた憲法に違反するとして検証を求める要請書を提出しており、最高裁は元患者らから聞き取り調査を進める。最高裁が過去の裁判手続きを検証するのは異例。
(共同通信)