伊是名村の民泊好調 修学旅行で農漁業体験


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修学旅行の日程を終えて、船を見送る民泊先の家族ら=16日、仲田港

 【伊是名】伊是名島での修学旅行(民家宿泊体験)を主な事業として活動している「いぜな島観光協会」によると、2014年10月~15年2月までの、島を訪れる修学旅行が、昨年同時期と比較して増えていることが分かった。豊かな自然に恵まれ、生徒の農漁業体験可能であることなどが理由。後期は21校、4597人を受け入れる予定だ。

 14日には大阪府立和泉高等学校2年生(男子140人、女子134人)が2泊3日の日程で訪れた。
 台風19号の影響で修学旅行の実施が可能か心配されたが、生徒たちが元気な笑顔で港に到着した。
 滞在中は天気にも恵まれ、民泊受け入れ家族と家業体験をした生徒たちは、伊是名島での時間を満喫した。
 同高2年の馬場弘人君(17)は「将来は、獣医師を目指しているので、伊是名島でヤギや豚の世話をしたのが印象深い。生まれて初めてヤギの汁や刺し身も食べることができてうれしかった」と話した。
 林律貴君(17)は「夜、満天の星を初めて見た。流れ星探しも楽しかった。きれいな海も楽しく思い出に残った」と笑顔で話した。
 生徒たちは、それぞれの島での思い出を胸に生き生きとした顔で、民泊先の家族の方々との別れを惜しみながらテープを投げて島を後にした。
(東江京子通信員)