エボラ熱で連絡要員の派遣検討 防衛省、米アフリカ軍司令部に


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 防衛省はエボラ出血熱対策のため、ドイツ・シュツットガルトの米アフリカ軍司令部に自衛隊員を連絡要員として派遣する方向で検討に入った。政府関係者が19日、明らかにした。司令部での業務を通じて情報収集を行い、自衛隊が貢献できる活動を調査する狙いだ。
 ただ「自衛隊の能力では活動に限界がある」(防衛省幹部)として、アフリカ現地への部隊派遣などの見通しは立っていない。
 安倍晋三首相は15日にオバマ米大統領と電話会談。エボラ熱への支援を要請されたことを受け、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議で追加支援の検討を表明していた。
(共同通信)