日銀総裁、景気は緩やかに回復 見方変えず


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日銀本店で開かれた支店長会議に臨む黒田総裁(左から3人目)=20日午前

 日銀の黒田東彦総裁は20日、東京都内の本店で開いた支店長会議であいさつし、国内景気は「緩やかな回復を続けている」と述べた。消費税増税の影響が続き、低調な経済指標も出ているが、景気の回復基調は変わらないとの認識を示した。
 増税に伴う駆け込み需要の反動減が想定よりも長引き、「生産面を中心に弱めの動きが見られている」と説明した。ただ「反動などの影響も次第に和らいでいく」とし、今後も回復基調が続くと強気だった。
 昨年4月に導入した大規模な金融緩和は「所期の効果を発揮している」と強調。「安定的に持続するために必要な時点まで金融緩和を継続する」と話した。
(共同通信)