3D銃製造の被告に実刑 元大学職員の男、横浜地裁


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 3Dプリンターを使った拳銃製造事件で、銃刀法違反(所持)と武器等製造法違反(無許可鉄砲製造)の罪に問われた元大学職員居村佳知被告(28)=川崎市高津区=に、横浜地裁は20日、懲役2年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。
 伊名波宏仁裁判長は判決理由で、3Dプリンターを使えば誰でも簡単に銃を作れることを実証し「極めて模倣性の高い悪質な犯行」と指摘、「刑事責任は重い」と述べた。
 判決によると、昨年9~12月、自宅でパソコンや3Dプリンターを使い、樹脂製の銃の部品を作って組み立てて銃2丁を製造、今年4月に自宅で所持した。
(共同通信)