僧侶、元米軍人ら行脚 辺野古、高江反対訴え


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平和な沖縄実現を訴えて行脚する宗教家や元米軍人ら=20日、那覇市久茂地

 沖縄本島を縦断して基地のない平和な沖縄の実現を訴えようと、日本山妙法寺の僧侶や元米軍人ら約20人が20日、「2014沖縄平和祈念行脚」の出発式を那覇市役所前で開催した。

ことしで28回目。出発式後は国際通りを行脚し、名護市辺野古で進む米軍普天間飛行場移設に伴う新基地、東村高江のヘリ着陸帯それぞれの計画中止を求めた。
 21日に国頭村辺戸岬から開始、30日には糸満市摩文仁の県平和祈念公園へ到着する予定。22日午後3時には辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前でも宗教者の集いを開催する。
 元軍人でつくる米国の平和団体「ベテランズ・フォー・ピース」のメンバー2人も参加した。ジュール・オーキンさん(76)=ニュージャージー州=は、1958~61年まで米陸軍に所属していた。韓国済州島で軍事基地に反対する集会に参加した後、今回初めて沖縄を訪れた。米国で無人基地建設に反対する活動をしているというオーキンさんは「韓国や沖縄の人々と協力し、平和の重要性を訴えていきたい」と語った。
英文へ→Buddhist monks and U.S.veterans take part in protest march against the construction of a new U.S. military base in Henoko and helipads in Takae