拉致問題で27日平壌派遣打診 政府が実務者チーム


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 政府が、北朝鮮による拉致被害者らの再調査状況を直接聴取する実務者チームについて、今月27日からの平壌派遣を北朝鮮側に打診していることが21日、分かった。滞在期間は4~5日程度を想定。北朝鮮側とは北京の大使館ルートを通じて調整している。複数の政府筋が明らかにした。
 岸田文雄外相は21日の記者会見で、平壌派遣に関し「しかるべき立場の人に拉致問題が最重要課題だと伝え、現状について質問をぶつける」と述べた。北朝鮮の特別調査委員会の徐大河委員長から拉致問題に対する再調査の進捗状況を聴き、事態打開を目指す考えだ。
(共同通信)