貿易赤字、過去最高5・4兆円 今年度上半期、輸出伸び悩み


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 財務省が22日発表した2014年度上半期(4~9月)の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は5兆4271億円の赤字だった。13年度上半期(4兆9963億円の赤字)を上回り、年度上半期では比較可能な1979年度以降で過去最大の赤字額となった。

 原発の長期停止や円安進行で火力発電の燃料輸入額が高止まりする一方、大手製造業が生産拠点を海外に移したことで輸出額は伸び悩んでおり、日本経済の構造変化が一段と鮮明になった。
 輸出は、前年同期比1・7%増の35兆8969億円。輸入は2・5%増の41兆3240億円。
(共同通信)