ノロウイルスにも効果か 日本のインフル薬、英研究


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 【ロンドン共同】富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発し、エボラ出血熱への効果があるとされるインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」(販売名・アビガン錠)について、英ケンブリッジ大の研究チームは21日、ノロウイルス対策にも効果がある可能性があるとする論文を発表した。ロイター通信が伝えた。

 研究はまだ初期段階ながら、マウスを使った実験では、ファビピラビルの投与によってノロウイルスの減少が見られたほか、検出されなくなったケースもあったという。投与によりウイルスが自己破壊のプロセスに入り、減少につながるとしている。
(共同通信)