伊是名で農漁業体験 東風平小143人、島の魅力堪能


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ワーダ漁を体験する東風平小学校の児童たち=8日、伊是名島

 【伊是名】八重瀬町立東風平小学校5年生143人が、沖縄離島体験交流促進事業の一環として7、8の両日、伊是名島で体験学習を行った。5~6人のグループに分かれ島内32世帯に民泊した。

 初日は、各家庭の家業体験。2日目は農協・漁協青年部の指導の下、農業や漁業体験を行った。
 農業体験では、カボチャの種まきの仕方を教えてもらい、丁寧に種をまいた。各家庭から、農業の仕事に就いた理由や、仕事のやりがいなどを聞いた。農業に誇りを持ち、自然と共生しながら、作物を育てている農家に触発され、興味を持った児童もいた。
 ワーダ漁体験では、参加者全員で綱を持ち、網に魚を追い込んだ。たくさんの魚が網にかかったことを確認すると、大きな歓声が上がった。
 引率した5年主任の照屋オリエ教諭は「どの体験も初めてで印象深いが、最も子どもたちの気持ちを引き付けたのは伊是名島の豊かな自然と、おいしい食事を用意して下さった民泊の方々の温かさだったと思う。台風襲来のため2泊3日の予定が1日短くなってしまったが、伊是名島の魅力を十分に味わうことができた。島の方々やスタッフの皆さんに感謝したい」と話した。
(東江京子通信員)