シャコ貝で環境学ぶ 本部小5年生、栽培漁業センター見学


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県栽培漁業センター見学とシャコ貝植え付け体験をした本部小5年生=17日、本部町大浜

 【本部】本部町立本部小学校(森元幹生校長)は17日、町大浜の県栽培漁業センター(山本隆司所長)見学とシャコ貝植え付け体験を実施した。同小環境教育の一環で、5年生71人と職員が参加した。

 参加したメンバーは、昨年(4年生時)12月に、美ら海を守るための保全活動として、赤土が海に流れないようにと、町内の畑の周辺にベチバーを植え付けた。
 ことしは、前年度の事業とつながりを持たせようと、海の環境教育になった。
 体験は、NPO法人おきなわグリーンネットワーク(西原隆理事長)が町役場より受託され、実施した。
 センター見学では、主任研究員の中村勇次さんと松尾和彦さんが親魚水槽、魚類種苗生産水槽の役割などについて説明した。
 シャコ貝植え付け体験は、貝養殖基盤の穴に一個一個各自で稚貝を植え込んだ。その後2人ずつで基盤を大きな水槽に収容した。
 本部小5年の三島蒼真君は「シャコ貝の稚貝は小さかったが植え付けは楽しかった」と話し、上岡大洋君は「ヒメジャコは、餌を与えなくても太陽の光で育つことにはびっくりした」と答えた。
(上間宏通信員)