対中国貿易の赤字、8期連続拡大 14年度上半期は2・4兆円


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 財務省が22日発表した2014年度上半期(4~9月)の貿易統計で、対中国の貿易収支は2兆4359億円の赤字となり、前年同期比の赤字額が10年度下半期から8期連続で拡大した。14年度も全体の貿易赤字が過去最大ペースを続ける主因となっている。

 14年度上半期は、太陽光発電に使う部材などの中国から日本への輸入が増えており、人件費の安さを武器に「世界の工場」となった中国が技術力も高めていることがうかがえる。
 対中国の貿易赤字は、14年度上半期の赤字額の44・9%を占める。輸入額を品目別にみると、半導体等電子部品が前年同期比39・0%増となったのが目立つ。
(共同通信)