世界の新たな結核患者900万人 13年、WHO報告書


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 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は22日、結核に関する2014年版報告書を発表し、13年に世界で新たに結核に罹患した患者が推定900万人、結核による死者が150万人に上ったと明らかにした。

 12年に比べて新規患者が40万人、死者が20万人増えたが、いくつかの国が今回新たに統計に含まれたためという。
 報告書は、結核による死亡率が1990年比で推定45%低下したと指摘、結核の治療が世界的に効果を示しているとの見方を強調した。
 一方、新規患者のうち、約12%に当たる推定110万人がエイズウイルス感染者で、結核との二重感染は依然として深刻な状況。
(共同通信)