黒ニンジンで初 お茶、錠剤販売 沖縄長生薬草本社


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黒ニンジンで作ったお茶(左)と錠剤=22日、琉球新報社

 沖縄長生薬草本社(南城市、下地清吉社長)は根の色が黒っぽい黒ニンジンを使って、お茶の「彩茶」と錠剤の「黒人参粒」、チップスを商品化した。黒ニンジンを使った商品開発は県内初という。2015年度以降、黒ニンジン入り雑穀米やドレッシングなど6種類以上の開発にも取り組む。同年度の年間売り上げ目標は6千万円を目指し、将来黒ニンジンを県内各地に広めていく。

 昭和大学医学部(東京)の研究によると、黒ニンジンは、がんや心臓病、脳血管障害などの生活習慣病や老化につながる活性酸素の発生を抑制し、生成され活性酸素を除去する。
 24日から開催される沖縄の産業まつりで「彩茶」と「黒人参粒」を販売する。お茶はレモングラス味のハーブティー。1パック864円(税込)だが、産業まつりでは800円(同)。錠剤は甘みがあり、飲みやすいという。1瓶3780円(同)だが、産業まつりでは2500円(同)。
 22日、沖縄長生薬草本社の下地社長らが琉球新報社を訪れてPRした。下地社長は「産業まつりに合わせて商品開発した。まつりで黒ニンジン商品を宣伝し、今後県の特産物にしていきたい」と意気込みを語った。