農高生1600人超集う 全国農業ク沖縄大会開幕


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農業鑑定競技会で真剣な表情で問題を解いていく全国からの参加高校生=22日、南部農林高校

 全国の高校生が農業に関する発表や競技会、会議を行う「第65回日本学校農業クラブ全国大会沖縄大会」(主催・日本学校農業クラブ連盟など)が22日、県内各地で始まった。県内開催は初めて。

農業を学ぶ各校からの代表生徒1666人、県内からは45人が参加している。23日まで。
 豊見城市長堂の南部農林高校では、植物や薬品などに関する知識を競う「農業鑑定競技会」が行われ、990人(県内34人)が参加=写真。生徒は実際の植物などを前に真剣な表情で一つ一つ問題を解いていった。最優秀者は23日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催される大会式典で発表する。
 選手の誘導や会場警備などの運営は南部農林の全校生徒や宮古総合実業の生徒約20人が行った。生徒実施委員長で南部農林2年の山城興平君(17)は「全国から一流の農業高校生が集まっている。『沖縄にまた来たい』と思ってもらえるような思い出をつくってほしい」と笑顔を見せた。