エボラ熱検査めぐり暴動2人死亡 シエラレオネ東部


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 【ナイロビ共同】フランス公共ラジオによると、エボラ出血熱が流行する西アフリカ・シエラレオネ東部コイドゥで21日、医療チームが女性(90)の血液サンプルを採取しようとしたところ、若者らが暴徒化して治安部隊と衝突し、2人が死亡、10人が負傷した。
 女性はエボラ熱の感染が疑われていたが、地元の若者らの支持を集める男性の母親だったため、なたやシャベルを持った若者の集団が採血を阻止。医療チームが警備員を呼んだことで反発が強まり、暴動に発展した。
 世界保健機関(WHO)によると、シエラレオネでは疑い例を含め、3410人がエボラ熱に感染し、1200人が死亡している。
(共同通信)