側溝にポイ捨て 駄目 石垣・川平小中児童ら絵で環境保全訴える


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 【石垣】ごみによる汚染から海を守ろうと、石垣市立川平小中学校の児童生徒が17日、側溝などにごみを捨てないよう呼び掛ける路上ペイントやステッカーを貼り付ける活動に取り組んだ。

 川平小中校の近くには石垣島の景勝地、川平湾があり観光客も多く訪れる。地域の人のほか、観光客らにも海を汚すことになるごみのポイ捨てをやめてもらおうと、「この先、海です。プロジェクト」と題して企画された。環境学習の一環で、NPO法人海の自然史研究所が協力した。
 児童や生徒は、側溝の隙間からごみが捨てられることが多いとして、側溝そばの路上に「この先は海です」と知らせる文字と共にヤシガニやマンタ、クマノミなどを描いた。学校周辺や川平湾に隣接する土産品店、海岸沿いを回り、路上にペイントしたり、ステッカーを貼り付けたりした。
 中学2年の齋藤峻亮君(14)は「側溝を見ると、たばこの吸い殻やペットボトルが多く捨てられている。すぐに海に流れて汚れてしまう。ポイ捨てはいけないということを分かってほしい」と話した。

ペイントやステッカーで海を汚すことになるごみを捨てないよう呼び掛ける生徒ら=17日、石垣市川平
注意を呼び掛けるため、川平小中学校の児童や生徒が側溝のふたの上に描いた絵