「たらぴん」住民登録 多良間村のイメキャラ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
伊良皆光夫村長から特別住民票を受け取るたらぴん(多良間村提供)

 【多良間】多良間村(伊良皆光夫村長)の村制100周年を記念し、昨年12月に誕生したイメージキャラクター「たらぴん」がこのほど、1125人目の村民として住民登録された。伊良皆村長から特別住民票を手渡された。

 たらぴんは子ヤギの男の子。琉球王朝時代に宮古圏を治めた豊見親(とぅゆみや)の格好をしている。多良間の特産品・黒糖が大好きで、手にサトウキビを持っている。
 将来の夢は国の重要無形民俗文化財に指定されている村の豊年祭「八月踊り」で主役の豊見親役を演じることだ。
 伊良皆村長は「たらぴんは誕生以来、島の人気者だ。子どもたちにも取り囲まれ、かわいいと喜ばれている。島外の皆さんにも広く受け入れられ、村の魅力を全国に大きくPRしてほしい」と期待を込めた。
 たらぴんは特別住民票を受け取ると、早速多良間空港に出向き、来島客を出迎えた。一緒に記念写真を撮るなど、精力的に初仕事をこなした。
 たらぴんは村観光振興課に所属。村のPRのため、島内外のイベントで活動する。
 11月14日から那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開かれる「離島フェア」にも参加する予定だ。