イラク戦体験者 南部の戦跡訪問 きょう那覇で講演会


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平和祈念公園を見学するムスタファ・イマッドさん(左)とアブ・サイードさん(中央)=26日、糸満市

 イラク戦争を体験したムスタファ・イマッドさん(20)と、バグダッドで小児がん患者の支援をするパレスチナ人のアブ・サイードさん(61)が26日、糸満市摩文仁の平和祈念公園などを訪れ、多くの住民が犠牲となった沖縄戦について学んだ。

2003年のイラク戦争をきっかけに発足した「日本イラク医療支援ネットワーク」(鎌田實代表)が、創立10周年記念イベントの一環として2人を日本に招待した。
 バグダッド出身のイマッドさんは8歳の時、イラク戦争で米軍の攻撃を受けて足を負傷した。
 2人は27日午後6時半から那覇市の教育福祉会館で開催される講演会「世代を超えて戦争を語る」(同ネットワーク主催)で講演する。資料代500円。問い合わせは同ネットワークの芦澤さん(電話)090(8508)9722。