三越跡再生 概要を発表 参加型、劇場など多彩


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 沖縄三越から事業を引き継いだリウボウ商事(那覇市、糸数剛一社長)は23日、9月に閉店した国際通りの百貨店・沖縄三越跡の再生計画「(仮称)おきなわワクワクランド」の概要を発表した。

「沖縄三越」に代わる施設名は1月に正式発表する。自分でお菓子作りが楽しめる森永製菓の参加型アンテナショップや、人気キャラクターの沖縄限定商品も展開するポケモンストア、オリジナル泡盛が作れる忠孝・マイブレンドコーナーなどを計画している。
 既存建物の1~6階を活用する。改装工事は来年2月に完成し、3月にオープン予定。
 現建物では、地主との契約が満了する2017年6月までの期間限定の営業となる。その後は改築して営業を継続したい意向だが、詳細は未定。
 飲食業態には、全国各地の提携漁港などから新鮮な食材を取り寄せるバーベキューレストラン「サントリー・ザ・プレミアムモルツ・オーシャングリル」が入居する。
 「石垣島ラー油」がヒットした「ペンギン食堂」も、沖縄食材を使って体にいい食事を提供する新業態のデリカイートインを始める。たこ焼きの「築地銀だこ」もこれまでにない店舗デザインで登場する。
 既に入居が決まっている吉本興業は、県内初の常設劇場「よしもと沖縄花月」と「新感覚娯楽施設お化け屋敷」を中心に展開する。