県警ともみあい男性負傷 シュワブゲート前 辺野古抗議行動


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県警機動隊とのもみ合いで顔面裂傷のけがを負った男性=18日午前8時すぎ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴い海上作業が進む名護市辺野古で18日午前、キャンプ・シュワブゲート前で新基地反対の座り込みを行う市民らが県警機動隊約50人と激しく衝突した。もみ合いの中で男性が口と鼻の間を裂傷するけがを負った。男性は病院で治療を受けている。

 市民らは午前7時から海上保安庁職員が乗った車両を警戒し、阻止行動を展開した。県警機動隊に市民が排除される場面が複数回あり、現場は騒然とした。市民らは「機動隊を断じて許さない」「徹底的に抗議する」と新ゲート前をデモ行進し、対立の激しさが一層増している。
 一方海上では、カヌー14艇とマスコミ同乗を含む市民抗議船5隻が繰り出し、浮具(フロート)を越えて抗議を展開している。ビーチ前の大型クレーン船や浮桟橋周辺まで接近し、作業中止を求めて声を上げている。午前11時現在、目立った作業の様子は見られない。【琉球新報電子版】