最古級の長崎版画の作品見つかる 18世紀、オランダ船の図


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最古級の長崎版画とみられる「紅毛本国船之図」

 18世紀半ばに長崎で制作されたとみられる木版画「長崎版画」の作品が東京都内で見つかっていたことが、28日までに分かった。最古級の作品とみられ、長崎版画の歴史を探る手掛かりとなりそうだ。

 発見されたのは「紅毛本国船之図」と題されたオランダ船の図で、縦58・2センチ、横43・5センチ。赤と青の旗や、とき色(淡い桃色)の帆をなびかせた船、マストに登る船員がきめ細かく描かれている。
 都内の古書店主が昨年春、古書市で見つけ購入。1971年の図録に白黒で掲載されていた作品と同じ図柄で、これまで知られていなかった「肥前長崎 長栄堂」という版元名が右端に記されていた。
(共同通信)