掘削作業再開に向け作業続く 辺野古 市民ら抗議「海を壊すな」


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スパット台船上作業を行う作業員ら=6日午前9時45分、名護市大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、市大浦湾の海上では6日午前9時半ごろからシュワブのビーチ沖に設置されているスパット台船上で、海底ボーリング調査再開に向けた作業が行われている。同9時45分現在、掘削する様子は確認されていない。

 新基地建設に反対する市民らは、3隻で海上での抗議行動を展開。臨時制限区域を示すように設置されている大型浮具(フロート)を越えて作業現場近くで作業中止を求めている。市民らは「青い海を残したいだけだ。海上保安官も一緒に青い海を守っていこう」「海を埋め立てるな。サンゴ礁をつぶすな。海保は過剰警備をやめろ」などと訴えている。
 強い雨の中、米軍キャンプ・シュワブゲート前では、新基地建設に反対する市民ら約40人が6日午前から「海を壊すな」などと怒りの声を上げ、抗議行動を展開している。
【琉球新報電子版】