東氏の辞意 防衛局慰留 本人は固辞 環境監視委


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 名護市辺野古への新基地建設に伴って沖縄防衛局が設置した環境監視等検討委員会(委員長・中村由行横浜国立大学大学院教授)に、辞意の意向を示した副委員長の東清二氏(81)に対し、防衛局関係者が11日、東氏の自宅を訪れ慰留した。

東氏によると「どうにか環境を保護したい、辞めるのは保留して、待ってくれという話だった。(監視委は)本土の委員の数が多いので、沖縄の委員の意見が大事だということを聞いた」という。東氏の辞意は固いが、辞任はしばらく保留するという。
 防衛局は同日、本紙取材に対し「(東氏の辞意表明やその後の慰留対応について)現在担当者に詳細を確認中だ」とした。