リー・クアンユー氏国葬営まれる 安倍氏ら10首脳以上が参列


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29日、国葬の会場であるシンガポール国立大に安置された初代首相リー・クアンユー氏のひつぎ(シンガポール情報通信省提供・ゲッティ=共同)

【シンガポール共同】無資源小国のシンガポールを繁栄に導き、23日に91歳で死去した初代首相リー・クアンユー氏の国葬が29日、営まれた。安倍晋三首相や韓国、インド、インドネシアなど10カ国以上の首脳が参列。多くの市民がひつぎの車列が通る沿道に詰め掛け、「アジアの賢人」に最後の別れを告げた。

 長男のリー・シェンロン首相は弔辞で「リー・クアンユー氏は日本占領下の苦難と危険、恐怖から生き延びた。それが(英統治からの)独立への闘いに、彼を駆り立てた」と初代首相が政治を志した動機に触れた。
 国葬には計約2200人が出席。
(共同通信)