性同一性障害児にきめ細かな対応 文科省、配慮事例示し全国通知


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 文部科学省は30日、心と体の性が一致しない性同一性障害や、同性愛者など性的マイノリティーとされる小中高校の児童生徒へのきめ細かな対応を求める通知を全国の教育委員会などに出した。児童生徒に合った制服の着用を認めるなど、具体的な配慮事例も紹介。研修などで周知する方針だ。

 昨年の実態調査で、肉体的な性別に違和感を持ち、学校に相談している児童生徒が全国に少なくとも606人在籍。
 通知では、組織的な支援が重要だとしてサポートチームをつくることや、医療機関、保護者との連携を要請。画一的ではなく、一人一人の状況に応じた取り組みを進める必要があるとした。
(共同通信)