ゆがふ製糖9月1日設立 本島2社合併を発表


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「ゆがふ製糖」設立を報告する志良堂勝啓球陽製糖社長(右から2人目)と仲里源勇翔南製糖社長(同3人目)=24日午後、県庁

 球陽製糖(うるま市)の志良堂勝啓社長と翔南製糖(豊見城市)の仲里源勇社長は24日午後、県庁で記者会見し、9月1日付で合併し新会社「ゆがふ製糖」を設立することを正式に発表した。新会社の本社は球陽製糖工場に置く。翔南製糖は2016年夏に閉鎖する。合併により本島は1製糖工場体制となる。志良堂社長は「キビ農家の高齢化や担い手減少によるサトウキビの減産で、今後のことも考えて両社合併に合意した」と説明した。

 新会社の株主は、JAおきなわ、北部製糖、新中糖産業(旧中部製糖)、りゅうとう(旧琉球製糖)、金秀興産(旧第一製糖)で構成し、出資比率は各社20%ずつとする。 
 両社は5月までに希望退職者を募り、30人が申し出た。退職者を除く約80人の社員は引き続き、新会社で雇用する。【琉球新報電子版】