「大学進学進路の一つ」／多良間中、琉大・渡辺さん講座

　【多良間】多良間中学校でこのほど、琉球大学出前講座が開かれ、同中３年生を対象に同大大学院理工学研究科の渡辺太聞（たもん）さんが講話した。気象学研究室に所属する渡辺さんは天気や台風が発生するメカニズムなど研究している内容を紹介し、将来の選択肢の一つとして大学があることを生徒たちに伝えた。
　渡辺さんはスライドを表示しながら気象研究室で学んでいることを説明した。渡辺さんによると、台風の観測の際に放球する観測機は、海洋汚染にならないようにトウモロコシ由来の成分でできているという。
　渡辺さんは「中学生から大学のイメージを持つことは難しいだろうけれど、一つの目標、興味のある分野を学べる場所があると覚えていてほしい」と強調した。　（清村めぐみ通信員）