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大通り祭り ステージ多彩 国頭村辺土名 飲食店、マグロ無料配布も


大通り祭り ステージ多彩 国頭村辺土名 飲食店、マグロ無料配布も オープニングパレードで手作り獅子舞を披露するくにがみこども園の園児=11月19日、国頭村辺土名
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 【国頭】国頭村辺土名大通り会(岩淵そよ会長)による第8回辺土名大通り祭りが11月19日、国頭村の商店街で開催された。心豊かな大通りを活性化させようと、地域住民によるアイデアあふれるイベントの会場に村内外から多くの人々が訪れ、にぎわいを見せた。
 村道辺土名大通りの一部区間が一時的に歩行者天国になり、牛汁、ピザ、ナイジェリア風ヤギのペペスープ、畜産農家の牛肉を使用したギョーザなど多様な飲食出店があった。
 オープニングのパレードには、国頭村公認キャラクター「キョンキョン」「くーやん」と一緒にくにがみこども園の園児らが登場した。ステージ隣では、国頭漁業協同組合が35人限定でキハダマグロ(約300グラム)を無料配布し、人だかりができた。
 メインステージイベントでは和太鼓演奏、高校生によるダンス、HIPHOPラップ、民謡・フォークライブ、フラダンス、バンド演奏、琉球舞踊、くにがみ子ども芸能団(国頭中学校)、くにがみ子ども三線など多彩なステージが行われた。
 岩淵会長はメインステージの司会を務め、地域の子どもたちの唄・三線を指導する宮城幸子さんと共に民謡ライブでも会場を盛り上げた。
 最後は「ヤンバラー宮城トロピカルバンド」が南国を思わせる軽快なサウンドを響かせ、ステージと観客が一体となって盛り上がった。
 前田善勇区長は「コロナ禍で閉塞(へいそく)感のあった状況を打破し、元の明るい社会を取り戻しつつあり大変うれしい」とあいさつし、辺土名大通り会を激励した。 (新城高仁通信員)