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楽器の音、絵で表現 南城・玉城中 アーティスト招き体験授業


楽器の音、絵で表現 南城・玉城中 アーティスト招き体験授業 デモンストレーションを見詰める生徒ら=7日、南城市玉城富里の玉城中学校
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 【南城】南城市立玉城中学校で7日、同校の音楽と美術教諭が、アーティスト2人と共同で授業をつくる公開研究授業が実施された。「音が見える 色が聴こえる」をテーマに、1年生29人が楽器の音に合わせて、さまざまな色を使った絵を画用紙に描いた。
 琉球大学の教育プロジェクト「創造性を育む学びの環境づくり」の一環で、生徒がアーティストの表現方法を体験し、言葉にならないものを表現する方法を考え、創造力を育むことが目的。
 デモンストレーションでは、アーティストの古謝麻耶子さんがアフリカなどの民族楽器を奏で、音に合わせて杉麻衣さんが即興で絵を描いた。描かれた絵に合わせて古謝さんらが楽器を選び、音と色が相互に作用していく様子を生徒は夢中になって見詰めた。
 生徒はグループに分かれ、楽器を奏でたり、音を絵に表現したりした。与那国翔真さん(13)は「あまりやったことのない体験で楽しい。周りの人を見たり、音を意識したりした」と話した。大城聖奈さん(13)は「音が滑らかだったら落ち着いた色の水色とか、音に合わせて色を選び、自分の思い通りにできた」と笑顔だった。 (上江洲仁美)